風しんと聞くと、子どもの頃にかかる病気というイメージがあるかと思います。
しかし最近では、子どもの頃に風疹の予防接種を受けていなかった方が、大人になってから風しんを発症するケースが増えてきています。
まだ予防接種を受けていない方は、早めに受けるようにしましょう。
※渋谷区からの助成ありの風しん抗体検査と予防接種も実施しております。詳しくはこちら
風しんは特に女性に注意していただきたい病気です
通常、子どもの風しんはそれほど症状も重くない病気です。
しかし、大人になってから風しんにかかると、症状が子どもよりも長く続く上、ひどい関節痛になるなど日常生活に支障が出てしまいます。
また、もっと注意が必要な場合は妊娠をしている女性です。
妊婦さんが、とくに妊娠初期に風しんにかかると、おなかの中の赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。
もし、おなかの赤ちゃん(胎児)が風しんのウイルスに感染してしまうと、先天性風しん症候群をもって生まれる場合があります。
もちろん、妊婦さんであるお母さんが感染したからといってかならず胎児にも感染するのではありませんが、ご自身だけではなく赤ちゃんが健やかに生まれてくるためにも、妊娠を希望される方やそのパートナーは是非予防接種は受けていただきたいと思います。
接種タイミングは妊娠していない時、生理直後
妊娠出産年齢の女性が風しんの予防接種を行う場合には、妊娠していない時期、また生理中か、その直後にワクチン接種を行っていただくことをお勧めしています。
また、風しんの予防接種がおなかの赤ちゃんに影響を与えた例というのは報告されていませんが、接種後2ヶ月間は避妊を行うようにしましょう。
妊娠中の方は、まずはご主人に接種してもらい感染予防しましょう
妊娠中の方は、妊娠初期の血液検査で風しんの抗体価を調べることができるので、確認しておきましょう。
もし抗体がなかったり、抗体価が低い場合、ご主人や周りの家族から風しんを移されてしまうケースがあるので、まず周りのご家族にワクチン接種をしてもらってください。
当クリニックでは、ご夫婦でご来院された場合には、ご主人へのワクチン接種も受け付けております(予約制)。詳しくは、クリニックまでお問い合わせください。(tel:03-3376-3770)
費用のご案内
自費診療の場合となります。すべて税込み価格となります。
風疹抗体検査代 | 5,500円 |
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風疹ワクチン | 6,600円 |
MR(ましん・風疹)ワクチン | 11,000円 |
渋谷区の助成により無料での検査・予防接種ができます
新宿南口レディースクリニックでは対象の方に対し、渋谷区の助成利用での風しん抗体検査と予防接種を実施しております。
風しん抗体検査
妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も感染し、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれてくることがあります。
将来、赤ちゃんを迎える予定の人は、自身の風しん抗体の保有状況を確認しましょう。
対象となる方 | 検査日現在、19歳以上で渋谷区に住民登録があり、 次のいずれかに該当する人
(注)ただし、次のいずれかに該当する方は対象外
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予約方法 | お電話(03-3376-3770)にてご予約ください |
持ち物 | 現住所・年齢の確認ができるもの(運転免許証、健康保険証など) |
費用 | 無料 |
風しん予防接種
妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も感染し、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれてくることがあり、風しんの予防には予防接種が効果的です。
妊婦の人は予防接種はできませんが、妊娠を予定または希望している人、家族に妊婦がいる人は予防接種をお勧めします。
対象となる方 | 検査日現在、19歳以上で渋谷区に住民登録があり、 風しん抗体価が低い(HI法で16倍以下またはEIA-IgG価8.0未満) ことが明らかで、次のいずれかに該当する人
(注)ただし、次のいずれかに該当する方は対象外
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予約方法 | お電話(03-3376-3770)にてご予約ください |
持ち物 |
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費用 | 無料 |
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