妊娠中の便秘は妊娠初期から、分娩後まで自覚することが多く、約40%の妊婦さんに認めるとの報告もあります。
便秘の原因
妊娠中はプロゲステロンの作用で腸の動きが低下するため食事が腸管を通過する時間が長くなります。その為水分がより吸収され便が硬くなりやすいです。
また、子宮が大きくなるため腸を圧迫しそれによってより食物が腸の中に留まりやすくなっています。
症状
排便回数が1週間に3回未満となり、便が硬く、腹部膨満や残便感も生じます。
便秘によって妊娠中の吐き気や嘔吐の症状が強くなることもあります。
対処法
十分な水分や食物繊維を摂取することが大切です。また適度な運動も便秘の予防に有効です。
また、薬物療法としては酸化マグネシウムなどを使用して対応することも多いです。症状のある方は一度ご相談ください。
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