クラミジア感染症は非常に頻度の高い性感染症です。性器だけの病気と思われがちですが、オーラルセックスにより口や喉にも感染する場合があります。
こんな症状ありませんか?
自覚症状が出にくい病気ですが、以下の症状が現れた場合はクラミジア感染症を疑ってみましょう。
性器、腹部
- 性器や下腹部に違和感や痛み
- おりものが普段より多かったり異臭がする(帯下の異常)
- 性行為の際の出血
- 右上腹部の痛み
口・喉
- 喉の腫れや痛み
- 軽い発熱
放っておくとどうなる?
クラミジア感染症を放っておくと、以下の病気が発症してしまう場合があります。また、不妊症や子宮外妊娠の原因となることもあります。
- 子宮頸管炎
- 子宮内膜炎
- 卵管炎
- 卵巣炎
- 骨盤腹膜炎
検査・治療と治療は?
検査は子宮がん検診同様
検査は子宮頸がん検診と同じように綿棒で子宮頸管粘液を拭って、その中にクラミジアDNAがいるかどうかを調べます。
また、クラミジア感染者の10%程度は淋菌感染症も合併しているため同時に検査を受けることをお奨めします。
重症の場合には入院治療も
軽症の場合は抗生剤の内服で治癒しますが、重症の場合は点滴で加療することもあり入院施設のある医療機関での治療が必要となることもあります。
また、産婦人科学会が出版している婦人科診療ガイドラインによると、治療の効果判定の為に3週間程度あけて再度検査を行うことが望ましいとされています。
上記したように、クラミジアは治療可能な感染症ですが、将来の妊娠にも影響します。適切な治療を受けるため、医療機関を受診するようにしてください。
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